こんにちは、25歳のたくわんです。
タイトルに弾かれて、「ぼくの最高の日」 という小説を読んでみました。
普段は人との関わりが描かれているヒューマンドラマを好んで読むので、そういった気持ちを想像できる作品は十分楽しめました。
バーでの会話シーンや編集者としての仕事など、それぞれの立場から物語る作品で
色んな人の目線で構成されているので、
立場や気持ちなどによって響きかたか違う作品になってると思います。
- この作品が気になる人
- ヒューマンドラマ小説が好きな方
- はらだみずきさんの小説を読んで見たいと思っていた人
はご覧下さい。読んだ感想などを書評をしています。
「ぼくの最高の日」の作者、はらだみずきさんは言葉の例えが笑えるくらいに良い!
ただ淡々と物語が進んでいだけじゃなく、読者にも気持ちが伝わるように
言葉を別のものにたとえて、表現しているところが好感をえました。
けれど、きっぱり言った。
出っぱなしになっていた水道の蛇口をキュッと締めるみたいな言い方だった。
これは離婚した理由を母親に聞いたときのシーンです。
この例えはすごくわかりやすくて、思わず笑ってしまったくらいいい言葉だと思いました。
安全なプールでのっているボードをわざと揺らす子供のように、わたしは祐樹との関係に波風を立てた。
彼氏彼女の2人の関係はこれからも続いていくであろう未来を
自ら壊すようなシーンです。
複雑な心境ですが、この気持ちが理解できてしまうので不思議です。
こぼした酒がテーブルにゆっくり広がるよう、記憶がよみがえってきた。
こちらはわずかな段差につまづくくらい酔って、はっと我に返ったときのことばです。
このように例えが「いいな~」と思って読み進めれたことが、読みやすかった理由かも知れません。
結果、楽しんで読書することができました。
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「ぼくの最高の日」は全268ページで読みやすい
各ストーリーがテンポ良く進むので、読みやすい小説です。
また小説家、編集者、バーテンダーなどそれぞれの目線で描かれているので、途中で内容が変化し飽きることなく読み進めれる小説でした。
お話にバーがよく出てくるのですが、大人の世界を想像して行ってみたくなる文章も魅力的だなと思いました。
想像して自分だけの世界を作り出せるのも小説の良いところですよ!
まとめ:小説は良い!
私は4月くらいから「ぼくの最高の日」をほぼ毎日読み進めて、半月~1か月以内で読み終えることができました。
内容も読みやすく、例えが分かりやすすぎて笑っちゃうくらい、適切な言葉遣いはほんといいなーと思いました。
自粛期間中で世界中が大変な中、「コロナビール」という言葉がたまたま出た時には、偶然とはいえ驚きが隠せませんでした。
小説を読むことで色んなことを想像して、素敵な世界を楽しいんで頂けたらと思います。
ご覧いただきありがとうございます。